GFNについて

ABOUT GFN

緑内障フレンド・ネットワークのご紹介

一般社団法人)緑内障フレンド・ネットワーク(略称:GFN)は、緑内障患者が運営する患者会です。患者が緑内障と前向きに付き合うためのさまざまな活動を行うとともに、社会一般への緑内障啓発にも力を入れています。

一般社団法人)緑内障フレンド・ネットワーク

会員の声

member’s voice

悩みを聞いていただけたのが1番の癒し

何度も手術が続いて目が見にくい状態だと、何もやることがなく、またやる気も起きず、テレビやラジオをただ聞いているだけの生活で、どんどん気持ちが沈んでいきました。その時に、他の会員さんから『泣いていても目は良くならないんだよ』、『今が一番よく見える時だからね』と励ましていただいたことが私にとって大きかったのです。
患者さんの中には、苦しくても1人で乗り越えられる方もいると思いますが、私の場合はやはり誰かに悩みを聞いていただけたのが1番の癒しでした。そして少しずつ元気を取り戻していきました。

(60代女性)

よくある質問

FAQ

Q.緑内障とはどのような病気なのですか?

緑内障は、視野が次第に狭くなっていき、進行すれば失明に至ることもある視神経(外界からの視覚情報を脳に伝える神経)の病気です。

眼の中には、涙とは違う水「房水」が循環し、角膜や水晶体に必要な栄養分を運んでいます。「房水」は、毛様体でつくられて隅角から排出され、眼の中では一定の量に保たれていることで眼の硬さが決まります。この硬さのことを、かかる圧力で表して「眼圧」といいます。日本人の眼圧の正常値は、10-20mmHg、平均で14-15mmHgです。緑内障は、この眼圧がその眼が機能するのにちょうどいい眼圧(健常眼圧)を超える事などで、視神経が損傷されて起こります。眼圧が20mmHgを超えても緑内障にならない場合もあります(高眼圧症)が、眼圧が正常範囲にあっても視神経の方に何らかの弱さがあると緑内障になることもあります。

初期の段階では自覚症状がほとんどなく、視力(矯正視力)は良いことも多いため、気づかないまま放置してしまう方がたくさんいらっしゃいます。 中期・後期段階になっても、やはり症状が少ないため、視野がかなり狭くなっても、その霞んだ感じを老眼や白内障だろうと思い込み早期発見のさまたげとなっていることもあります。緑内障になっても、すべての方が視覚障害に至るわけではありませんが、緑内障は常に日本の中途失明原因の上位にありますし、視野に見えないところが増えると日常生活のさまざまな場面に影響します。

自覚症状はなくても定期的に眼科検診を受けていただくことが、緑内障を早く発見するために重要な対処法といえます。

Q.緑内障にはどのような種類のものがあるのですか?

緑内障は、原因と隅角の狭さにより分類されています。
緑内障になる原因のわからないものを、「原発緑内障」、眼や体の病気やその他の原因があるものを「続発緑内障」といいます。先天的な緑内障は、子供のころから発症の可能性もあります。

「原発緑内障」について
1 原発開放隅角緑内障
原因がわからない緑内障の中で、隅角が広く開いている型です。隅角は開いていますが、その先の排水路(シュレム管など)で房水がうまく流れなくなるために、眼圧が高くなる型です。何年もかかってゆっくりと進行していく慢性の緑内障ですが、眼圧が高いと進行が早くなります。

※正常眼圧緑内障
原発開放隅角緑内障の中で、眼圧は正常範囲にあるのに、視神経が損傷を受けてしまうタイプの緑内障です。この型は自覚症状が無い事が多いので、気づかずに放置されている場合が多く、特に注意が必要です。この正常眼圧緑内障は、日本では最も多いタイプであるといわれています。慢性に経過します。

2 原発閉塞隅角緑内障
隅角が狭くなって房水の流れが悪くなることで眼圧が上がる型です。
慢性に経過する型と急性緑内障発作と呼ばれる状態があります。
軽い頭痛や目の痛み、虹視症(電灯の周りに虹のような輪が見える症状)などの症状がある人もいますので、そうした症状が出たら早めに眼科の診察を受けてください。

※急性閉塞隅角緑内障
目の激しい痛みや頭痛、吐き気や嘔吐などの症状とともに突然眼圧が上がる急性の緑内障です。 これは虹彩などにより隅角がふさがれてしまうために、眼圧が急激に高くなってしまう状態です。激しい眼痛などが起きても、頭痛や嘔吐の症状もあることから、眼の病気だと気づかずに内科や脳の病気と思い込み、治療が遅れてしまうことがあります。眼の治療をしないで放置すれば失明につながりますので直ちに眼科を受診することが大切です。

「続発緑内障など」
外傷や他の病気、薬剤などによって眼圧が高くなっておこる型の緑内障があります。治療には眼圧を下げるだけではなく、緑内障を起こしている原因への対処が必要になります。

緑内障は40歳以上に多い疾患ですが、先天性の原因により赤ちゃんや若年者に起こることもあります。

Q.緑内障は遺伝するのですか?

緑内障の中には、遺伝が関与していることがわかっている場合もあり遺伝子治療に向けた取り組みもあります。また、家族歴に緑内障がある方は、注意が必要で、特に眼科検診が重要です。しかし、家族歴などに何もない人にも緑内障は起こります。まだまだ、緑内障の本態の解明がされていないので、血縁者に緑内障が無くても、安心はできません。

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